オモチャたちの健気な姿に涙 - 『トイ・ストーリー3』 リー・アンクリッチ 監督 - 靴ひも

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オモチャたちの健気な姿に涙 - 『トイ・ストーリー3』 リー・アンクリッチ 監督 このエントリーのはてなブックマーク数

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映画 『トイ・ストーリー3』 を観ました。

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傑作。1 の公開から 14 年、アンディは大学生になり一人暮らしのため家を出て行く。そして残されるおもちゃたち。この映画はそんなそれぞれの 「旅立ち」 を描いた作品に仕上がっていました。僕個人として、3 部作ものは大抵失敗する、というイメージを持っていましたが、いやいや、この 『トイ・ストーリー』 は 3 部作あるからこそ完成する映画だと唸らされました。『カールじいさん~』 が予想以上につまらない作品だっただけに、「ピクサー伝説にも陰りが見えてきたか・・・」 と感じていましたが、やっぱりピクサーに失敗作なし。ネタバレなし。

今年の夏休み映画としてはジブリの 『アリエッティ』 がありますが、『アリエッティ』 と 『トイ・ストーリー3』 その両者ともに、人間とは違う視点から作品を創っている点で面白いですね。

◆ 現実と地続きの作品世界


僕が海外映画で上手いなあ、と思うのは常にコレなんですよ。映画世界を現実と切り離した特別な空間に仕上げるのではなく、あくまでも現実と地続きの世界に仕上げる。例えば (今作とは関係ありませんが)、登場人物たちが 「おいおい、そんなことができたら 『ハリー・ポッター』 じゃないか」 という台詞を言う。この台詞によって観ている観客には、「あれ、コイツら 『ハリー・ポッター』 観てるんだ(笑」 と妙な親近感や現実感が生まれるんですよ。

『トイ・ストーリー3』 も例外ではなく、例えばバービー人形のケンがバービーに一目惚れするシーン。誰もが既視感を覚えるんですよね。「あ、こんなシーン、実写映画で観たな」って (笑)。だからフル CG で、しかもおもちゃたちの物語なのに、実写映画のように観ることが出来る。そしてそこに心情、感動が生まれる。僕はそういう要素ってスゴく重要だと思うんですよ、特にこういう映画では。もちろん、塩化ビニールのおもちゃたちの質感をとことん追求しているディテールの細かさがあってこその話ですが。

◆ おもちゃの健気な姿


ウッディ 「お前は、オモチャなんだよーー!」

この台詞は 1 でウッディが自分をオモチャではなく、本物のスペースレンジャーだと信じこんでいるバズに対して放つ台詞です。この台詞は 『トイ・ストーリー』 の世界観を形成するうえでスゴく重要で、というのは、オモチャたちは自分のことを “オモチャだと” 理解しているんですよ。だからオモチャたちは 「アンディが遊んでくれない」 ことを恐れる。その言葉には 「自分たちの役割がなくなる、オモチャとして意味がなくなる」 ことへの恐れも含んでいるんです。

人間が成長する、対してオモチャは成長しない以上、ある種の “諦めムード” は描かれています。しかしそこで負けないオモチャたち、そして最後に重要な決断をするアンディの姿、待ち受けるオモチャたちの未来・・・。ラストシーンの 「泣かせるシーン」 は、これまで彼らの物語を観てきた僕にとっては、ある意味 「卑怯」 とも取れるシーンでした。

****

この作品は 「吹替 + 3D」 が主流かと思いますが、3D で観る必要はありません。夜のシーンともなれば暗くてよく分かりませんし。しかし 3D も唯一良いところもあります。それは 3D メガネで泣いてる顔が少し隠せるところですかね (笑)。予想以上にハラハラドキドキな展開、この夏アリエッティ以上にオススメの 1本。

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