ウェブがテレビに勝つ日は当分来ない - 口蹄疫問題で感じたこと - 靴ひも

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ウェブがテレビに勝つ日は当分来ない - 口蹄疫問題で感じたこと このエントリーのはてなブックマーク数

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宮崎県で口蹄疫が問題になっています。事態は相当ヤバイらしく、連日東国原知事が自身のTwitter上で状況をツイートされています。近江牛を誇る滋賀県としても対岸の火事ではない問題です。さて、今回の 1 件は最近になってテレビで重点的に報道されるようになったことをご存知でしょうか。政府も問題発生から約 1 ヶ月後に対策を出したくらいです。一方、ウェブ上では東国原知事自身のツイートもあり問題がよく取り上げられ、なぜ問題が報道されないのか話題になりました。今回の一件で面白いツイートがあったので転載。

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ハッキリ言って、ウェブなんてテレビに比べればまだまだニッチなツールだということを痛感しました。今回のウェブ上のマスコミ懐疑論や様々な “裏情報” が世論を動かすことなんて当然起こりうるはずがない。そしてそれはこれからも当分起こらないと思います。ウェブで盛り上がっていることはあくまでウェブ限定。テレビ、新聞で報道されない限り問題は問題にならない (ちょっと言い過ぎかな)。

対してテレビの影響力は凄まじい。「沢尻エリカってなんであんな偉そうなの?」 と言えば 「ああ、うんうん、そうだよね~」 となる。エリカ様の中二病問題を 「テレビで観たから」 大半の日本人はみんな知っている。「この前のひろゆきと勝間さんのプロレスが Youtube にアップされてたけど観た?」 なんて訊いても応えは返ってこないでしょう。朝テレビをかけているだけ (ココが新聞読むことと決定的に違う) で、昨日起こったこと、今日話題になっていることが大抵分かってしまう (もちろん、そこで情報を取捨選択する目は必要ですが、それはウェブでもテレビでも同じこと)。ちなみに視聴率は 1 %でも約 70 万人が観ている計算になります。

ネット流行語大賞と一般的な新語・流行語大賞を比べるのも面白い。

2009 年 新語・流行語大賞 (トップテンより抜粋)

政権交代 (年間大賞)
こども店長
事業仕分け
新型インフルエンザ

2009 年 ネット流行語大賞

1 位 ※ただしイケメンに限る
2 位 どうしてこうなった
3 位 裸になって何がわるい
4 位 こまけぇこたぁいいんだよ!

ネット流行語大賞は 2 ch ネラーが多く投票していることも関係しているでしょうが、普段からウェブに触れている人からすれば 「はいはいw」 という言葉も、一般人にこの言葉を言ったところで 「は?」 と言われるのがオチです。対して新語・流行語大賞はテレビを始め大手メディアを中心に世に出たものです。「こども店長」 なんてまんまそうですよね。やっぱりウェブはまだまだニッチなツールだ。まあ、ウェブと、その先に在るコンテンツは分けるべきかもしれないけど。

***


僕にとってウェブは、もはやなくてはならないものになっています。IT 革命によって普段なら絶対に観ることのない光景、知ることのない情報、味わうことの出来ない体験をウェブは僕に提供してくれます。様々なメディアが登場し、世界はどんどん広がっていきます。では家にいながらにして世界の全てを知ることは出来るのでしょうか。

それは絶対に不可能です。寺島実郎さんは著書でこう書いています。

世界を知る力 (PHP新書)

人間は、所詮、時代の子であり、環境の子である。わたしたちの認識は、自分の生きてきた時代や環境に大きく左右される。ある意味、閉じ込められているといってもいい。認識できる 「世界」 はきわめて限定的であり、時代や環境の制約によって、認識の鋳型ができてしまうから、場合によっては、大きく歪められた 「世界」 像しか見えなくなることもある。わたしたちは、そういう宿命を背負っているのである。 (P.5)


抜粋ついでにミステリー作家、森博嗣さんの著書でも面白い一節があったので抜粋。

すベてが F になる (講談社文庫)

話をしたい相手はいつも目の前にいる。それが、ごく自然なことです。もともと世界はこうだった。でも、今の貴女の世界が、どれだけ中途半端で不自由か考えてごらんなさい。遠くの声が聞こえ、遠くのものが見えるのに、触れることができない。たくさんの情報を与えられても、すべてが、忘れられ、失われるしかない。情報の多さで隣の人も見えなくなる。人はどんどん遠くにいってしまうわ。何故、そんな離れて、遠ざかっていこうとするのかしら?ピストルの弾が届かない距離まで離れようというのかしら?目の前にいると相手を殺してしまうからなの? (P.278)


抜粋ついでに(ry

bhbh.png

上に挙げた著書の一節は、両者ともウェブの問題点を端的に指摘しているように思います。やはり多くの人にとって、ウェブはまだまだ暇つぶしのツールでしかない、そしてウェブがテレビに勝つ日は当分来ないでしょう。「テレビの時代は終わった!」 「これだからマス “ゴミ” は・・・」 とか平気で言っちゃう人が一番痛いです。ウェブについてはもう少し書きたいけど、また違う機会に。しかし、また長文になってしまった。後悔は、あまりしてない。

■ 参考文献

ウェブはバカと暇人のもの (光文社新書)ウェブはバカと暇人のもの (光文社新書)
(2009/04/17)
中川淳一郎

商品詳細を見る


世界を知る力 (PHP新書)世界を知る力 (PHP新書)
(2009/12/16)
寺島 実郎

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すベてがFになる (講談社文庫)すベてがFになる (講談社文庫)
(1998/12/11)
森 博嗣

商品詳細を見る


■ 参考エントリー
松田ツムグ( @matsudatsumugu )さんによる口蹄疫被害に関しての未確認情報 - Togetter
なぜマスコミは口蹄疫の件を報道しないのか - Togetter

※ Twitter 関連の出所はクリックすれば飛ぶので割愛させていただきます

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