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【ネタバレ】 『サマーウォーズ(小説版)』 岩井恭平・著 このエントリーのはてなブックマーク数

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サマーウォーズ (角川文庫)サマーウォーズ (角川文庫)
(2009/07/25)
岩井 恭平

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あらすじ (Amazon.co.jp)
数学しか取り柄がない高校生の健二は、憧れの先輩・夏希に、フィアンセになるバイトを依頼される。そのまま向かった先は、室町時代から続く戦国一家の大家族の家だったのだ! 新しい家族の絆を描くさわやかな物語。 映画「時をかける少女」の細田守監督・最新映画を完全ノベライズ。

■ 感想


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(冒頭の OZ の説明をするクマからクマーを連想したら負け)
読み終わって表紙の絵を改めて見ると、「うまく書けてるなー!」 と関心してしまった。基本的に 『サマーウォーズ』 は映画ありきの作品だから、ノベライズから入るというのは違うのかもしれないけど、いやぁ、よく書けていた。これ単体で読んでも非常に面白い。

前作 『時をかける少女』 の細田守監督の最新作ということで注目が集まる作品だけど、内容は前作よりかなりオタッキーな設定だった。「OZ」 という仮想世界を舞台に、そこから全世界を飲み込もうとする 「ラブマシーン」 と、ある 「大家族」 との手に汗握る攻防。『時かけ』 の場合、少々 「タイムリープ」 というオタッキー要素はあったものの、タイムトラベル自体はマイナーなジャンルじゃないだろうし、それなりにウケたと思う。

ただ、今回は 「OZ」 という仮想世界が少し評価を分けるかなぁと感じた (一部の層にはバカウケだろうけど)。もちろん、監督としては 「家族のつながり」 みたいなものをフィーチャーしていると思うんだけど、如何せん前者の比重が大きいから、かなり現実感は薄れる。『時かけ』 はかなり現実的に見れたんだが。

どうも映画の風評を見てると、スッキリしない部分が多々あるみたいで、例えば、ラブマシーンをあそこまで突き動かした理由とか、健二が数学オリンピックで負けた理由、侘助に対する夏希の態度の本当の意味、健二と夏希 (特に夏希視点) の色恋沙汰なんか、あまり映画では取り上げられないみたい。でも、あくまでもノベライズなわけだから、その辺って岩井さんの想像になっちゃうのかな。そういう暗黙事項がよく分からない。

そこを補完する意味では多分 100 点なんじゃないかと感じた。まだ映画は観てないから断言はできないけど、細かい設定を知ることでよりキャラクターが生きてくると思う。ただ、最後とかちょっとご都合主義感が出まくってたけど・・・。

でもまぁ、やっぱりこれは映画がベストだと思う。キング・カズマの戦いっぷりとか、栄ばあちゃんつええええ、とか。個人的には万助師匠のアバター登場シーンに期待してます(笑)。映画を観た人は、より一層 『サマーウォーズ』 の世界を楽しめること間違いなし!これ単体としても面白いですよ!

(角川つばさ文庫版も気になるなぁ・・・。でもあっちは児童向けらしいし・・・。っていっても 『ハリーポッター』 とかでも児童向けに分類されるだろうしなぁ・・・。)

■ 関連リンク
映画 『サマーウォーズ』 - 公式サイト

■ 関連エントリー
世界の危機を救うのは、大家族!?

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