【ネタバレ】 『春期限定いちごタルト事件』 米沢穂信・著
2009.06.25 [ Edit ]
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あらすじ (Amazon.co.jp)
小鳩君と小佐内さんは、恋愛関係にも依存関係にもないが互恵関係にある高校一年生。きょうも二人は手に手を取って清く慎ましい小市民を目指す。名探偵面などして目立ちたくないのに、なぜか謎を解く必要に迫られてしまう小鳩君は、果たしてあの小市民の星を掴み取ることができるのか?
米澤さんの 「小市民シリーズ」 第一作。しかし、よねぽの作品はシリーズが多い。というのも、やっぱり彼の小説はキャラクターの描き方、立たせ方が上手いからだろう。
内容は青春モノ。ミステリーの題材はやはり 「日常の謎」。よって殺人事件は起こらない、ライトな物語が 5 編続く。連作短編形式なので、当然少しずつつながっていき、最後にタネ明かし、といった具合だ。
それを “仕方なく” 解決していくというお話。
今や定番ジャンルとなった 「日常の謎」 だけど、構成をする上では非常に難しいと思う。というのも、日常取るに足らないことに謎を見出し、読者に最後まで読ませなければいけないからだ。その点で米澤さんは非常に上手いと感じる。
全体を通しても非常に読みやすい。まさにスイーツ感覚で読める。コメディタッチで書かれているので面白いけど、小鳩君と小佐内さんの過去はそれと相反して暗いモノになってそうだ (複線もコレに絡んでたし)。
青春、コメディ、ライトミステリ。こんなに爽やかな組み合わせでちゃんとコミカルなのに、そこはかとなく漂うシニカルな匂い。さすが米澤さんと言える一作でした。
さて、彼らはこれから立派な小市民になれるのか?どうも最後の行を読む限り、前途多難な船出のような気もしますが・・・(笑)。
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内容は青春モノ。ミステリーの題材はやはり 「日常の謎」。よって殺人事件は起こらない、ライトな物語が 5 編続く。連作短編形式なので、当然少しずつつながっていき、最後にタネ明かし、といった具合だ。
主人公の小鳩君と小佐内さんは、ある暗い過去のトラウマから “小市民” を目指す高校一年生。彼らには探偵的な推理能力に長けた一面があるんだけど、小市民を目指す上でこの能力は不必要になる。しかし、彼らの回りで様々な 「日常の謎」 が続発する。くだらない思いをするぐらいなら、無芸で現状に満足する、幸せの青い鳥はわたしの部屋にいたのね的な小市民を志すと決めたんだ。
それを “仕方なく” 解決していくというお話。
今や定番ジャンルとなった 「日常の謎」 だけど、構成をする上では非常に難しいと思う。というのも、日常取るに足らないことに謎を見出し、読者に最後まで読ませなければいけないからだ。その点で米澤さんは非常に上手いと感じる。
全体を通しても非常に読みやすい。まさにスイーツ感覚で読める。コメディタッチで書かれているので面白いけど、小鳩君と小佐内さんの過去はそれと相反して暗いモノになってそうだ (複線もコレに絡んでたし)。
青春、コメディ、ライトミステリ。こんなに爽やかな組み合わせでちゃんとコミカルなのに、そこはかとなく漂うシニカルな匂い。さすが米澤さんと言える一作でした。
さて、彼らはこれから立派な小市民になれるのか?どうも最後の行を読む限り、前途多難な船出のような気もしますが・・・(笑)。
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