【ネタバレ】 『告白』 湊 かなえ・著
2009.04.05 [ Edit ]
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あらすじ (Amazon.co.jp)
我が子を校内で亡くした女性教師が、終業式のHRで犯人である少年を指し示す。ひとつの事件をモノローグ形式で「級友」「犯人」「犯人の家族」から、それぞれ語らせ真相に迫る。選考委員全員を唸らせた新人離れした圧倒的な筆力と、伏線が鏤められた緻密な構成力は、デビュー作とは思えぬ完成度である。

コレ中学生の頃に読まなくてホント良かったなぁ (笑)。確実にこれからのボクの人生におけるトラウマ本になること間違いなし!!「告白」 というタイトル通り、物語はその時々の当事者、それは遺族であり、加害者、その加害者家族というような視点の 「告白」 で描かれていく。取り扱っている内容が非常にリアルで (作中出てくる事件も本当に起こった事件を引用してる) 読み始めは若干戸惑ったけど、読者は客観的に読めるから慣れれば読みやすいかと。
とにかくこの本についてはラストでしょうね。コレは今まで読んだ中で一番ダークであり、逆に印象に深々と残るかも。コレでスカッ!とするか、もしくはゾッ!とするかは人それぞれでしょうね。ちなみにボクは完全に後者側でしたが・・・。構成的に短編かな?と思いましたが、どうやら最初短編を書かれて色々受賞されたみたいで、さらにそこに書き下ろしの部分 (4〜6章) を新たに加えて一冊になったみたいですね。
上でポルナレフも言ってますが、ゴシックホラーなんかよりもモダンホラーの方が 100 倍恐いことを痛感しました。お化けとかそういう恐さじゃなくて、人間の持つ恐ろしさというのは時にそれをはるかに凌駕するんですよね。あと葛藤だとかラストだとかは映画 『ゆれる』 に近い感じがしました。森口先生の行動力にはただただ脱帽というか、なんだかんだでこの人は恐い。読後感は最悪。でもそれがなんだか気持ちいい一冊。
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