【ネタバレ】 『儚い羊たちの祝宴』 米沢穂信・著
2009.04.04 [ Edit ]
![]() | 儚い羊たちの祝宴 (2008/11) 米澤 穂信 商品詳細を見る |
あらすじ (Amazon.co.jp)
ミステリの醍醐味と言えば、終盤のどんでん返し。中でも、「最後の一撃」と呼ばれる、ラストで鮮やかに真相を引っ繰り返す技は、短編の華であり至芸でもある。本書は、更にその上をいく、「ラスト一行の衝撃」に徹底的にこだわった連作集。古今東西、短編集は数あれど、収録作すべてがラスト一行で落ちるミステリは本書だけ。
昨日の 0 時くらいから読み始めて、結果今こうして感想を書いてる・・・。
率直な感想としては 「おもしれぇぇぇぇ!!」 としか書けません。ホントすんません。
ラスト一行の一撃 (←ドラクエの攻撃とかじゃないよ) のことを 「フィニッシング・ストローク」 って言うらしいけど、コレに最後まで唸り続けた。ココまで帯に書いちゃうと、逆にハードルが上がるというか、読者も当然それ相応のものを求めますが、それ以上のものだった・・・。
****
本書は 5 つの物語から成る短編で、それぞれ登場人物も変わってくる。
でも所々共通項もあって、それが 「バベルの会」 という大学の読書サークル。
物語も 「世にも奇妙な物語」 に登場しそうな、ありそうなんだけどなさそうな、どこか奇妙な世界観に仕上がっている。かなりダークなものもあったり・・・。
以下はネタバレはない程度にそれぞれのお話しの内容。
**** ▼身内に不幸がありまして
幼い頃から孤児院で育った村里夕日は大金持ちの丹山家の使用人として丹山家に迎えられる。そこで 「バベルの会」 に入会している娘・吹子と親しくなるが。
基本的に物語は夕日目線で進む。どことなく読めたラストだった (!)
▼北の館の罪人
母親を亡くし身寄りがなくなった内名あまりは母親の愛人だった大金持ちの六綱家で暮らすことに (どことなく上と似てる)。六綱家には 「別館」 「北の館」 と呼ばれる鉄格子に封じられた館があり、そこにはある男が一人住んでいた。一番お気に入り!!
▼山荘秘聞
別荘の管理を任せられた一人に女性 (女の子?)。
別荘には 1 年経っても誰一人訪れないが、ある日突然一人の男が訪れる。
「やられたッ!」 ってのが一番大きかったのがコレ。
▼玉野五十鈴の誉れ
「バベルの会」 に入会している小栗純香には幼い頃から玉野五十鈴という使用人がついていた。言い付けを愚直に守る彼女にとっての 「誉れ」 とは・・・。
ソフトなんだけど一番ダークかもしれない作品。ちょっと読めた気もする。
▼儚い羊たちの祝宴
ある女性徒がサンルームで見つけた日記。そこには 「こうしてバベルの会は消滅した」 という文字が。主人公が日記を読む形式で物語が進む。果たして 「バベルの会」 の正体とは・・・。なんだかんだでけっこうダーク。
**以下ネタバレ/未読の人は絶対見ないで下さい**
▼身内に不幸がありまして
とりあえず 「バベルの会」 のお披露目。創作を専らとする 「文芸倶楽部」 という団体も気になりますが、以降は一切触れられませんよね。コレに関しては登場人物を絞っていくと自ずと彼女が犯人かと。お兄ちゃんの犯行じゃないなぁ、とは途中でなんとなく気付きました。犯行理由がちょっと薄いかな・・・。現実と物語が区別できていないのかな?
▼北の館の罪人
「アーーーーーーッ!!」 っていうラストだった (笑)。帯に 「最後一行で」 とありますけど、「最後の章」 でひっくり返るのが多いですね、全体に。結末を知って読み直しても全体が繋がるからスゴい。何故早太郎はあまりを家族として一枚の絵に入れなかったのか?これに関して光次に一瞬バレそうになってるんですよねー!
最後の台詞を詠子に言わせるのも、なんだかゾクゾクしてきますね・・・。
▼山荘秘聞
そっちかーーーーーーッ!!
▼玉野五十鈴の誉れ
最後の一言の恐さと言うかね、なんというかとにかく恐かった。
この歌の意味ってホントにコッチの意味じゃないですよね?笑
▼儚い羊たちの祝宴
最後にコレはちょっと弱かったかなぁと感じましたね。
「アミルスタン羊」 に関しては既に知ってる人には結末は分かっちゃったのかな?
結局 「バベルの会」 のメンバーが料理されちゃったみたいだけど、なんだか納得できないものが残るなぁ・・・。あと 「わたしは」 の続きは一体・・・。かゆ・・・うま・・・。
****
しかし良い作家さんに出会った!この人かなり古典よりで単純に面白いんです。「旧家」 なんて言われると、もうそれって殺人事件しか起こらないじゃん (笑)。
率直な感想としては 「おもしれぇぇぇぇ!!」 としか書けません。ホントすんません。
ラスト一行の一撃 (←ドラクエの攻撃とかじゃないよ) のことを 「フィニッシング・ストローク」 って言うらしいけど、コレに最後まで唸り続けた。ココまで帯に書いちゃうと、逆にハードルが上がるというか、読者も当然それ相応のものを求めますが、それ以上のものだった・・・。
本書は 5 つの物語から成る短編で、それぞれ登場人物も変わってくる。
でも所々共通項もあって、それが 「バベルの会」 という大学の読書サークル。
物語も 「世にも奇妙な物語」 に登場しそうな、ありそうなんだけどなさそうな、どこか奇妙な世界観に仕上がっている。かなりダークなものもあったり・・・。
以下はネタバレはない程度にそれぞれのお話しの内容。
幼い頃から孤児院で育った村里夕日は大金持ちの丹山家の使用人として丹山家に迎えられる。そこで 「バベルの会」 に入会している娘・吹子と親しくなるが。
基本的に物語は夕日目線で進む。どことなく読めたラストだった (!)
▼北の館の罪人
母親を亡くし身寄りがなくなった内名あまりは母親の愛人だった大金持ちの六綱家で暮らすことに (どことなく上と似てる)。六綱家には 「別館」 「北の館」 と呼ばれる鉄格子に封じられた館があり、そこにはある男が一人住んでいた。一番お気に入り!!
▼山荘秘聞
別荘の管理を任せられた一人に女性 (女の子?)。
別荘には 1 年経っても誰一人訪れないが、ある日突然一人の男が訪れる。
「やられたッ!」 ってのが一番大きかったのがコレ。
▼玉野五十鈴の誉れ
「バベルの会」 に入会している小栗純香には幼い頃から玉野五十鈴という使用人がついていた。言い付けを愚直に守る彼女にとっての 「誉れ」 とは・・・。
ソフトなんだけど一番ダークかもしれない作品。ちょっと読めた気もする。
▼儚い羊たちの祝宴
ある女性徒がサンルームで見つけた日記。そこには 「こうしてバベルの会は消滅した」 という文字が。主人公が日記を読む形式で物語が進む。果たして 「バベルの会」 の正体とは・・・。なんだかんだでけっこうダーク。
▼身内に不幸がありまして
とりあえず 「バベルの会」 のお披露目。創作を専らとする 「文芸倶楽部」 という団体も気になりますが、以降は一切触れられませんよね。コレに関しては登場人物を絞っていくと自ずと彼女が犯人かと。お兄ちゃんの犯行じゃないなぁ、とは途中でなんとなく気付きました。犯行理由がちょっと薄いかな・・・。現実と物語が区別できていないのかな?
▼北の館の罪人
「アーーーーーーッ!!」 っていうラストだった (笑)。帯に 「最後一行で」 とありますけど、「最後の章」 でひっくり返るのが多いですね、全体に。結末を知って読み直しても全体が繋がるからスゴい。何故早太郎はあまりを家族として一枚の絵に入れなかったのか?これに関して光次に一瞬バレそうになってるんですよねー!
最後の台詞を詠子に言わせるのも、なんだかゾクゾクしてきますね・・・。
▼山荘秘聞
そっちかーーーーーーッ!!
▼玉野五十鈴の誉れ
最後の一言の恐さと言うかね、なんというかとにかく恐かった。
この歌の意味ってホントにコッチの意味じゃないですよね?笑
▼儚い羊たちの祝宴
最後にコレはちょっと弱かったかなぁと感じましたね。
「アミルスタン羊」 に関しては既に知ってる人には結末は分かっちゃったのかな?
結局 「バベルの会」 のメンバーが料理されちゃったみたいだけど、なんだか納得できないものが残るなぁ・・・。あと 「わたしは」 の続きは一体・・・。かゆ・・・うま・・・。
最後の 「儚い羊たちの祝宴」 の一片なんですが、コレってミステリー小説に限らず、とにかく読者にとっての一種の 「病」 みたいなものの気がします。もちろんそれも一つの読み方であるとは思うんですが、なんだかこの一片を読んだ時ふと感じました。ただの偶然を探偵小説のように味わい、何でもない事故にも猟奇を見出すのです。
しかし良い作家さんに出会った!この人かなり古典よりで単純に面白いんです。「旧家」 なんて言われると、もうそれって殺人事件しか起こらないじゃん (笑)。
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ツルっと読めて良い感じ!
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貸してくれ!ネタバレ部分は読んでない。読んでないぞ!!