【ネタバレ】 『オーデュボンの祈り』 伊坂幸太郎・著

2009.03.01 [ Edit ]

オーデュボンの祈り (新潮文庫)オーデュボンの祈り (新潮文庫)
(2003/11)
伊坂 幸太郎

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内容紹介 (Amazon.co.jp)
コンビニ強盗に失敗し逃走していた伊藤は、気付くと見知らぬ島にいた。江戸以来外界から遮断されている“荻島”には、妙な人間ばかりが住んでいた。嘘しか言わない画家、「島の法律として」殺人を許された男、人語を操り「未来が見える」カカシ。次の日カカシが殺される。無残にもバラバラにされ、頭を持ち去られて。

伊坂氏の記念すべき第一作とあって、ワクワクしながら読み始めましたが、まずはなかなかのファンタジーっぷりに驚かされました。カカシが言葉を話す、なんて発想がどこから来るんだろう。逆に、こういうタイプも書けるんだ、とも感じましたが。

綿密なストーリー展開、活き活きとしたキャラクターの立て方、洒落た台詞まわしなど、現在に通じる部分を一作目から発揮しているし、もうなんていうか単純に面白い!
ただ全体に若干説教くさい空気も漂ってましたね。

この作風は何かに似てるなぁ、と以前から感じてたんですが、最近 『シックス・センス』 なんかでお馴染みのナイト・シャマラン監督がよく使う手法だなと気付きました。シャマランの場合は見え透いた展開、伏線になってて、「あぁ、そういうことね、はいはい」 で終わるんですが、やっぱり伊坂作品は読後の爽快感が違うよなぁ。

そして伊坂作品で欠かせない作品間リンク。つまり 「オーデュボン〜」 に登場した人物が 「重力ピエロ」 に!という読者ニヤニヤ必至のサブストーリーももちろんあります。
思えば 「ラッシュライフ」 での高橋の 「全てのものは繋がっている」 っていうのはココから始まったんだな。まあゲスト出演って言い方のほうがあってるかもしれないな (笑)。

◆関連リンク
ISAKA WORLD-無重力ピエロ・作品間リンク (超ネタバレ)

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